お庭作りのポイント⑦「クローズエクステリア」
松本市T様邸 エクステリア施工写真 詳細はこちらからご覧ください。
エクステリアを検討していく中で必ず打合せ議題に入る項目が、「防犯・道路からの視線」です。今回は、クローズエクステリアについてお話致します。
いつもの敷地にいつもの建物です。ここからクローズエクステリアを作っていきます。
人を動かすように考える
アプローチをこのように設計してみました。
ここに壁を入れてみます。
アプローチにそってL字型に設計してみました。壁がある事で、直接玄関に入る事が出来ません。クローズエクステリアに限らず、敷地に奥行を出すため、構造物や植栽などで動線をコントロールする事が大切です。
では次の壁を入れてみましょう。
高さの違う壁で奥行を。
先ほどの壁よりも少し低い壁を入れてみました。
壁の高さも変化をつける事で、奥行が出せます。
プライベートガーデン全体を壁にしてみました。
これでも良いですが、防犯面を考えお庭が少し見えるようにしたいので、アルミスリットを入れてみましょう。
駐車場をコンクリートで、壁のアクセントでスリットを入れてみました。大分良くなって来ました。
壁の間にスリットが入る事でプライベートガーデンが見え隠れし、防犯面も向上致します。
壁をデザインしよう。
空いてるスペースと壁の前に植栽を入れました。
高木は以前にお話ししたように、高さに変化をつけます。下草が、駐車場のコンクリートと壁の緩衝材のような役割をしてくれる為、自然な雰囲気になります。
防犯面をより高くするため、プライベートガーデン前の壁を少し高くし、スリットを増やしました。壁の長さは3.4m以下で折り返しの面が来るように工夫しています。
玄関前の壁を門柱にしました。壁が大きいので、表札も大きなものを選ぶ事が可能です。
そして壁の前に下草を入れました。グリーンが入る事により、壁の冷たさがなくなり華やかになります。
前面道路への視界を確保するために、格子のフェンスを取付けました。
格子状のフェンスやスクリーンは、外からの視界は止め、中からは、外の様子や気配を感じる事が出来るアイテムです。
デザイン性が高いのも魅力の一つです。
今回のエクステリア計画は駐車場が壁の外にある計画ですが、駐車場を含め、クローズにする事も可能です。
そして、同じ建物と敷地でもエクステリア計画によって、雰囲気が違います。
デザインに正解はありません。だから難しいと思います。
アトリエ グリーンでは、お客様のご希望やご敷地状況を丁寧にお伺いし、ベストなご提案をさせていただきます。