2016年 5月2日 涸沢岳
Atelier 山 blog は、今回も過去の登山からです。
2016年 5月2日に涸沢小屋から涸沢岳に登った時のブログです。
朝6時半に小屋を出発します。
時期は、ゴールデンウイークですが雪山です。そしてテント泊の方達が大勢いらっしゃいます。
私には、この寒い中テント泊は・・・根性がありません。
涸沢カールから穂高岳山荘の中間地点にあるザイデングラードが見えて来ました。
このザイデンの脇を直登していきます。
下を向くとかなりの急勾配です。
ピッケルで確保を取ながら慎重に高度を上げます。
奥の山が前穂高岳です。
前穂高岳から右が吊り尾根です。
勾配がきつい為、穂高岳山荘まで落ち着いて休憩できる場所はほとんどありません。
小屋まで約2時間半。頑張りどころです。
かなり登って来ました。
屏風岩が目線と同じ高さに来ました。
奥が常念岳(左)・蝶ヶ岳(中央から少し右)です。
前穂高岳を横に見ながら登ります。
小山までもう一息です。
やっと穂高岳山荘に到着です。
ここで奥穂高に登る人、涸沢岳に行く人と別れます。
奥穂高岳へ上るには、まずこの難所を行きます。
2015年に来た時は、ガスが濃く山岳警備隊の方達が規制をしていました。
真下から見るとビビります。
この年もここから滑落して亡くなった人の話を小屋で聞きました。
私は、自分の実力に見合う涸沢岳へ向かいます。
穂高山荘からの涸沢岳。
山頂までもうすぐです。
やっと山頂です。
涸沢岳3,110m。
疲れも吹き飛びます。
槍ヶ岳のアップ。
山頂から見る涸沢カール。
あの場所から登って来ました。
写真は、穂高山荘の中からです。
雪で小屋が埋まっています。
ここで、大盛りカレーを食べ下山します。
この時期の涸沢にいると、「どこで怪我をした人がいたとか、どこで滑落したとか」良く聞きます。もう本当に毎日のように。
私の目の前で滑落があり、小屋へ駆込みヘリを呼んだ事もあります。
山は雄大で綺麗で楽しく、色々な経験をさせてくれる場所です。
そして、一歩間違えば命を落とす事もあります。
私は、無理ならやめる勇気を持つ事が大切だと思い登っています。
そして、体力や知識・装備を整えて次回またチャレンジすれば良いと思います。
山がなくなる事はありませんから。
コロナが収束したらまたこの場所へ行きたいと思います。